本豆を味わう!鶴岡市だだちゃ豆の旬の時期を堪能

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食べ物

今回は皆さんもご存じ、山形県鶴岡市でしか味わえない幻の豆「だだちゃ豆」はその独特の風味と栄養価の高さから大変人気があります。

だだちゃ豆の歴史

だだちゃ豆は旧鶴岡市周辺の限られた地域で江戸時代から受け継がれてきた在来種の枝豆です。だだちゃ豆の歴史は古く、江戸時代に鶴岡藩主が現在の庄内地方に持ち込んだのが始まりと言われています。


だだちゃ豆の名前の由来については諸説あるようです。


・庄内藩のお殿様が鶴岡から枝豆を持ち寄らせては、あまりのおいしさに「今日はどこのだだちゃの豆か?(だだちゃとは、庄内弁でお父さん・おやじの意)」ということから「だだちゃ豆」と呼ばれるようになったとも言われています。


・だだちゃの豆は褐色で、「茶豆」の由来がここにあるとも言われていますが、福島県伊達地方から伝わったということで「伊達の茶豆」がなまってだだちゃ豆になったという説。

だだちゃ豆の特徴

だだちゃ豆の産地、山形県鶴岡地域はマメ科の成長に欠かせない根粒菌が好む土壌で、川から立ち上る朝霧が適度な潤いを与えてくれます。また鶴岡地域の限られた生産者しか栽培できないため、生産量が限られてなかなか手に入りにくくなっています。毎年種子を選抜し続けないと味が落ちてしまう、手間のかかる貴重な品種なのです。

だだちゃ豆は、一般的な枝豆よりも実は小粒で緑色とは違った外皮が褐色がかり、うぶ毛が茶色い枝豆です。さらに茹でるととうもろこしのような香ばしい香りが漂い、噛めば噛むほど味わいが増し濃厚な甘みと旨味が口の中いっぱいに広がります。

だだちゃ豆の旬の時期

だだちゃ豆は7月下旬~9月にかけて収穫され、特に8月中旬~下旬のお盆のあたりが最盛期です。収穫時期ごとに名称がついていて、収穫が早いものから極早生、早生、本豆、晩生となります。

1.極早生(7月下旬)
最も早く7月下旬に収穫されます。いち早くだだちゃ豆を食べたい方におススメです◎

2.早生(8月上旬~中旬)
最盛期のだだちゃ豆の中から早く収穫されただだちゃ豆を選別し、翌年に植え、そのうち早く収穫されたものを選別するを繰り返してできました。お盆の時期にも味わえるだだちゃ豆です。

3.本豆(8月中旬~下旬)
最盛期のだだちゃ豆の時期。だだちゃ豆の甘くて濃厚、香ばしい味わいを楽しめる時期です。店頭で見かけたら、ぜひ購入してみてくださいね!

4.晩生(9月上旬~中旬)
早生や本豆より大ぶりです。実入りがよくて甘みが強く、本豆の時期とはまたちがう深い味わいが楽しめます。

引用元:JA鶴岡

だだちゃ豆の選び方

さやがふっくらして実が詰まっていて、全体にうぶ毛がしっかりついているものを選びましょう。さやの部分がやせているものは、うまく成長していないサインです。

だだちゃ豆を美味しく食べるときのポイント

1.食べる分だけ茹でる
枝豆は基本的に日持ちがしない食材です。そのため枝豆を調理する際は食べる分だけ茹でるようにしましょう。食べきれない分はジッパー付き袋に入れて冷凍保存してください。

2.蒸し焼きで栄養を逃さないように調理する
枝豆を茹でて調理するのは一般的な調理方法ですが、実はビタミンなどの栄養が流れ出してしまいます。それではもったいないですよね。できるだけ栄養を逃さず美味しく食べるには蒸し焼きで調理してみてください。

3.新鮮なうちに消費する
枝豆に含まれるオルニチンという栄養素は、冷凍保存すると徐々に失われていきます。枝豆の栄養を逃さず美味しく食べるためには、できるだけ早く食べるようにしてください。

まとめ

鶴岡市のだだちゃ豆はその独特の風味と栄養価の高さから大変人気の枝豆です。また食べれる時期も天候にもよりますが7月下旬から9月中旬と限られています。ぜひ味わってだだちゃ豆の美味しさを感じてください。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。