2024年9月30日放送(2023年8月~9月の再放送)の「趣味どきっ!」ではおうち薬膳の第3回目が紹介されました。肌やのどにうるおいを!おうち薬膳レシピです。秋は乾燥の季節。夏の紫外線やエアコンのダメージでのどや肌がカサカサに。冬が来る前に乾燥対策をはじめましょう!体の中からうるおいを補うおうち薬膳レシピを教えていただきました。
教えていただいた先生
薬膳・発酵料理家
山田奈美先生
東京女子医科大学附属
東洋医学研究所所長教授
木村容子先生
肺(はい)を補う
肺(はい)とは呼吸器や皮膚、大腸に関係があるといわれています。東洋医学的にいうと秋は【燥邪そうじゃ】→乾燥が影響を与える季節と考えられるそうです。また肌が乾燥したり、のどの乾燥は肺の影響を受けているということでした。
肺(はい)を補う(体をうるおす)食べ物
りんご いちじく 山芋 豆腐 豚肉 豆乳 チーズ 牛乳 ヨーグルト おくら にんじん トマト ほうれんそう ズッキーニ 梨 バナナ 柿 すだちなど
肺(はい)を補うレシピ 豚肉豆乳鍋
材料(2人分)
・豚薄切り肉 200g
(しゃぶしゃぶ用)
・ほうれんそう 3~4株
・ねぎ 20cm程度
・水 500mℓ
・無調整豆乳 300mℓ
・昆布(5cm角) 2枚
・塩 小さじ1
・しょうゆ 大さじ2
・ごま油 大さじ1
つくり方
① 鍋に水と昆布を入れ、1時間ほどつけておく。
② 豚肉は食べやすい大きさに切る。ほうれん草は根元に縦に切り込みを入れて4cmの長さに切る。ねぎは斜め薄切りにする。
③ ①に塩、しょうゆ、ごま油を入れ中火にかける。煮立ってきたら昆布を取り出し、豆乳を加える。
④ 沸騰食膳に②を加え、さっと火を通したら出来上がり。
※好みでゆずこしょうをつけたり、すりごまを混ぜたぽん酢につけたりしても。

養生point!
豚肉のほか、水分を補い「肺」の働きを助ける豆乳や、「血」を補って体をうるおす、ほうれんそうをプラスすることで、乾燥が気になる秋に向く薬膳鍋に。野菜は好みで増やしても。
肺(はい)を補うレシピ 豆腐のチーズみそ田楽
材料(2人分)
・木綿豆腐 1丁(250g)
・みそ 大さじ1
・粉チーズ 5g
(好みのチーズを削っても可)
・米油 小さじ1
・みりん 小さじ1
・白ごま 適量
つくり方
① 豆腐は紙タオルなどに包み、バットにのせる。その上に平皿やバットなどの重石をのせ、しっかり水切りをする。
② みそ、粉チーズ、米油、みりんを混ぜ合わせる。
③ ①を半分に切ったら魚焼きグリルの網にのせて、両面に焼き色がつくまで中火で焼く。(片面焼きグリルの場合は、途中で返す)。
④ ③の上に②を塗り、再度グリルで3~4分間、みそに焼き色がつくまで焼く。仕上げに白ごまをたっぷりふる。
もう一品簡単レシピ
もう一品簡単レシピ ねばねば丼
材料(2人分)
・オクラ 4本
・長芋 (正味)100g
・もずく 30g
・みようが 1本
・青じそ 2枚
・しょうが 1/4かけ分
(すりおろす)
・だし 大さじ4
・しょうゆ 小さじ1
・みりん 小さじ1
・塩 少々
・ご飯 茶碗2杯分
つくり方
① オクラは塩(分量外)をふり、まな板でこする。沸騰した湯で1分間ほどゆで、ざるに上げる。水気をよくきり、ねばりが出るまで包丁でたたく。
② 長芋は皮をむいてすりおろす。もずくは食べやすい長さに切る。みょうがは小口切り、青じそはせん切りにする。
③ だし、しょうゆ、みりん、塩を混ぜ合わせる。
④ 器に盛ったご飯の上に、長芋、もずく、オクラの順にのせ、③を回しかける。最後にみょうが、青じそ、しょうがをのせる。
まとめ
スーパーマーケットで手軽に材料がそろうので、薬膳料理といっても敷居が低く簡単に作れそうなレシピでしたね!!今回は肌やのどにうるおいを!おうち薬膳レシピの紹介でした。皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。