2024年9月16日放送の「趣味どきっ!」で体整うおうち薬膳について紹介されました。第1回目は「夏の疲れをリセット」というテーマで、スーパーマーケットで手に入る食材を使って手軽に簡単薬膳料理にチャレンジしましょう!
教えていただいた先生
薬膳・発酵料理家
山田奈美先生
東京女子医科大学附属
東洋医学研究所所長教授
木村容子先生
薬膳とは
東洋医学の理論に基づき、体質、体調そして季節に合わせて食材を組み合わせて作った料理です。普段の食材も自分のその時に合ったものを使うことで薬膳となります。
医食同源→食べるものと薬になるものは同じ。
今回紹介していただくお料理は朝鮮人参などの生薬(漢方薬に使われる自然由来の原料)は不要!スーパーマーケットで手に入る食材でOKです。
肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)とは
肝、心、脾、肺、腎とは体に関わる五臓の働きで、西洋医学的な臓器とはまた違った、自律神経などの働きも含めた考え方だとおっしゃっていました。
心(しん)を補うレシピ
心(しん)は血を体の隅々までいきわたらせて精神や意識を安定。
心が不足すると血が巡りにくくなり、動悸や精神の乱れの原因になると考えられています。
心(しん)を補うレシピ
牛卵すき煮
材料(2人分)
・牛こま切れ肉 150g
・たまご 2こ
(沸騰した湯で7分茹でておく)
・ねぎ 1本
・にんにく 1かけ
・酒 大さじ2
・みりん 大さじ2
・しょうゆ 大さじ2
・米油 大さじ1
つくり方
① 長ねぎは1cm幅の斜めきりにし、にんにくは薄切りにする。
② 鍋に米油を入れて中火にかけ、ねぎを焼く。焼き目がしっかりつくようにあまり動かさない。
③ ①のにんにくと牛肉を入れ、ほぐしながら炒める。
④ 牛肉の赤みが少し残るくらいまで焼いたら、酒、みりん、しょうゆと茹でておいた卵を加える。落としぶたと鍋のふたをし、煮立ったら弱火にして10分間ほど煮る。
※ たまごは心を補う効果が期待できる食材です。夏の疲れをとってくれる食材です。他にも牡蠣やイワシ、アーモンド、小麦、シナモンも心を補う食材です。
肝(かん)を補うレシピ
肝(かん)は気を巡らせ自律神経を安定させる。肝が不足すると自律神経が乱れてイライラや抑うつの原因になる。筋肉の運動に関与し目や爪に機能状態が反映される(痙攣、目の疲れ、足がつる)。
肝(かん)を補うレシピ
モロヘイヤ酢
材料(2人分)
・モロヘイヤ 1袋
・しょうが 1/4かけ分
(しょうがはすりおろす)
・だし 70mℓ
・しょうゆ 大さじ1
・酢 小さじ2
・みりん 小さじ1
つくり方
① 鍋に湯を沸かし、モロヘイヤを入れ30秒間ほどゆでる。ざるに上げて水気をしぼる。包丁で細かく刻み、さらに粘りが出るまでたたく。
② 調味料を混ぜ合わせる。
③ ①を皿に盛り、②を注ぎ、しょうがを添える。
もう一品簡単レシピ
もう一品簡単レシピ
じゃこふりかけ
材料(2人分)
・ちりめんじゃこ 20g
・焼きのり 2枚
・白ごま 小さじ1
・塩 ひとつまみ
つくり方
① フライパンを中火にかけ、ちりめんじゃこ、塩ひとつまみ、白ごまをからいりする
② ボールに移し、ちぎっておいた焼きのり加えて混ぜ合わせる
③ ご飯にかけて召し上がれ カルシウム、ミネラルも気軽にとれます!!
まとめ
スーパーマーケットで手軽に材料がそろうので、薬膳料理といっても敷居が低く簡単に作れそうなレシピでしたね!!今回は夏の疲れをリセットするレシピの紹介でした。皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。